プロフィール

長唄三味線演奏家「禄生会」主催
(財)杵勝会理事、(社)長唄協会所属、日本舞踊西川流・(財)西川会評議員
昭和24年4月24日父である初代・故杵屋勝禄の次男として大阪市に生まれる。
兄は双生児の唄方、二代目杵屋東成(杵屋禄三)。長男に杵屋禄山(三味線方)・次男に杵屋禄丈(唄方)。
幼少より父に師事。3歳にて初舞台。19歳の時、七代目杵屋勝三郎家元より名取(杵屋禄宣)を許される。
大阪追手門学院大学文学部社会学科卒業。
22歳より「禄宣会」を主催し、後継者を育成。
幼少の頃から日本舞踊・ピアノ・声楽を学ぶ。
京都祇園東芸妓組合・検番長唄教師(京都祇園踊りの作曲も担当)
平成21年七代目杵屋勝三郎家元のご推挙に依り二代目杵屋勝禄を襲名。「禄生会」を主催。

主なる履歴

1977年
「市川猿之助歌舞伎 欧米公演・黒塚」参加。
1981年
「市川猿之助歌舞伎 欧米公演・黒塚」参加。
1984年
坂東玉三郎主演「オペラハウス百年祭」参加。
1986年
大阪国立文楽劇場にて「禄三・禄宣の会」リサイタル開催。
1987年
「咲くやこの花賞」「グリーンリボン賞」受賞。
1988年
師籍20周年記念「禄宣会」開催(大阪・南御堂会館)。
1993年
師籍25周年記念「禄宣会」開催(大阪・国立文楽劇場)。
1996年
大阪リーガロイヤルホテル主催伝統文化講演会出演。
1997年
「コシノヒロコ 大阪コレクション」にてモデル出演。
1998年
大阪リッツカールトンホテルにてディナーショーを開催。
京都・青蓮院門跡於て「京・紅葉幽玄の長唄」奉納演奏。
大阪イシハラホール於て「禄三・禄宣 長唄の世界」出演。
1999年
師籍30周年記念「禄宣会」開催(大阪・国立文楽劇場)。
2000年
ねんりんピック大阪 FASHON SHOW
(コシノヒロコ・コレクションショー)出演。
東山知恩院大殿於て奉納演奏。
2002年
京都嵐山「吉兆」於て演奏会。
2003年
東京リーガロイヤルホテル於て「長唄玉手箱」開催。ゲストに茂山逸平(大蔵流 狂言師)
大阪リーガロイヤルホテル於て「重陽の宴 後の雛」出演。ゲスト茂山千之丞、宗彦、逸平、童司
2004年
師籍35周年記念「禄宣会」開催(大阪・国立文楽劇場)。
2005年
大阪リーガロイヤルホテル於て「今宵華の亀治郎」出演
2006年
大阪リーガロイヤルホテル於て「ロイヤル華舞台〜春の称〜」ゲスト大倉源次郎、赤松禎英
2007年
大阪心斎橋SOGO於て「長唄の世界」出演。
2008年
東京十字屋ホール主催「十字屋午後のサロン」出演。
First AlbumCD「禄禄華双紙」リリース。
2009年
「二代目杵屋勝禄襲名披露演奏会」京都祇園甲部歌舞練場於て「禄生会」主催
2010年
「黒塚」市川右近(東京新橋演舞場)立三味線方出演
2012年
大阪市民表彰功労賞
2017年
重要無形文化財長唄保持者認定
2019年
松尾芸能賞優秀賞

CD発売中

First AlbumCD「禄禄華双紙」2枚組¥5000にて絶賛発売中。
長唄は、何百年もの年月を経て伝えられてきた芸術で、その歴史のある音の伝統を後世につたえることも、我々に与えられた使命の一つです。 昔の建造物に込められた歴史の重みに深い感動を覚えるように、このCDを聴かれた方が、時を越えて数十年後も同じような感動を覚えていただければ幸いです。日本人だけではなく、世界中の人々に…
収録曲 1. 五色の糸 2. 都鳥 3. 安宅松 4. 初時雨 5. 黒髪 6. 高尾懺悔 7. 傾城 8. 喜三の庭